バイリンガル児の言語発達において、知っておきたいことを分かりやすくまとめました。
まず、多国語を喋る子供の研究によく出てくる単語L1、L2。
•L1 = 母国語、家庭で最初に喋る言語
•L2= 第2言語、家庭の外で一般的に使われている言語
バイリンガル児が学校や社会でL2とふれあい始めると、以下のような現象が起こる。
まず、子供たちは最初は発言をしない時期(セイレント・ピリオド)があったりする
簡単な受け答え、よく使うフレーズなどのパターン化された英語を使う
自分で考え、英語で考えを伝えようとはじめる。しかし、まだ周りの英語をL1とする子供たちとは異なる英語の単語、文法を使う(インターラングエッジ)
バイリンガル児がL2を獲得している過程でもしL2のを使う機会が多くなり始めると、L1の言語損失が起こったりします。言語損失はバイリンガル児が言語学習過程で起きたりする、自然な現象であって、言語障害ではありません。
By: Miki Shibata
Source:
Paradis, J. (2016). The Development of English as a Second Language With and Without Specific Language Impairment: Clinical Implications. Journal of Speech, Language, and Hearing Research, 59(1), 171–182. doi: 10.1044/2015_jslhr-l-15-0008
Kelly Ibanez, M.S., RPE/CF-SLP Bilingual Speech-Language Pathologist. @HolaBlog, Translation by Misako Suzuki